政務活動費・市民の税金を無駄にしない。

政務活動費は市民のために使うべき税金

佐倉市議会における政務活動費は、「佐倉市議会政務活動費の交付に関する条例」で定められており、議員1人当たり年額48万円が交付されます。

調査研究費、広報費、資料購入費、事務費など、様々な項目で交付対象となりますが、インターネット利用料、新聞購読料、ipadやノートPCの購入費などにも交付されています。

これらの費用に政務活動費を交付することに違法性は無いと考えられますが、インターネット利用料、新聞購読料、ipadやノートPCの購入費などは、政務活動としての利用と、私的な利用との境界が曖昧で、「政務活動以外の目的では使わない」といった事は考えづらいため、市民の皆様の税金から拠出される政務活動費の使途として、私は不適切だと考えます。

市政報告、議会報告など、市民の皆様へ対する情報発信や、市民の皆様の要請、陳情、意見交換、住民相談など、市民の皆様のために使われるべきです。

旅行と感じられる視察は許されるのか

政務活動費のなかで、調査研究費という項目がありますが、「行政視察」といわれる視察の宿泊費、交通費などに多く使われています。

他の自治体の施策や施設などを、現地に行って視察することで、得るものは多くあると考えますが、ここ数年の佐倉市議会での政務活動費(調査研究費)の中身を見てみると、沖縄県、北海道、九州地方などに出向く必要があるのか? といった点で、多くの疑問が残ります。

資料を取り寄せて研修会を実施するだけでは不十分なのか? 宿泊費、交通費を抑えるため、より近距離で同様の施策を実施している自治体はないのか? 佐倉市政に役立てるために沖縄県に行く必要があるのか? など、考え出すと切りがありません。

過去の報告書では、昼の12:00に行政視察が終わりそのままホテルへ、といった事例もあり、旅行半分と取られてしまっても仕方がない状況です。

政務活動費の使途として、市民の皆様の理解が得られるよう、改善することが必要です。

佐倉市議会HP(政務活動費)
http://sakurashigikai.gijiroku.com/g07_shiryo2.asp